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ひとこと言いたい【カネカ問題】

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カネカの元社員の妻が「夫が育休復帰直後に転勤を言い渡され退職した」とSNSに書き込んだことを受け、カネカが自社の対応について見解を述べています。

退職した社員への対応が正しかったかどうかを検証するために、わざわざ調査委員会を立ち上げたカネカに頭が下がります。
カネカの対応は、企業としての社会的責任を立派に果たしたと評価できます。

今回の問題については、私個人としては、カネカの言い分のほうが正しいと思います。

育休のみせしめに配転?

書き込みには、「転勤の内示は育休を取得したことに対するみせしめ」とありますが、育休を取得する社員なんて大勢いるので、育休を取得した「みせしめ」に転勤させることはありません。
そんなことをしていたら会社が回りません。
転勤させるのは、合理的な事情です。

内示は復帰後=当然ありうる

カネカの見解に、「本人へ内示する前に育休に入られたために育休明け直後に内示することとなってしまいました。」とありましたが、これは当然に考えられることです。
内示前に様々な事情で本人が休んでしまうことがあります。
そうなると、休み明けに辞令を出さざるを得ません。
うちの会社でもそうしてます。

通常、会社には内規があって、内示から発令までに必要な期間を定めています。
諸事情で期間を守れなさそうな、「配転拒否されたら争えない」という場合には、休んでいる本人に電話で内示を伝えたりしますが、そうではない場合、復帰した後に対面で言い渡します。

それが普通だと思ってますが・・。
育休明けの配転辞令がハラスメントなんて、ほんと、最近の社会はいろいろとやりにくいですね。

弁護士や労働組合も、今回の配転命令が違法だとは主張していないので、あとはお察し・・ということだと思います。
いろんな人がいますからね、会社っていうのはいろんなリスクがあるんですね。
カネカに同情します。

子育て世帯優遇に物申す

個人的には、見解の中にあった「育休をとった社員だけを特別扱いすることはできません。」という言葉にぐっきました。
私は、「独身だから無理できるでしょ」という圧力のもと、子持ちの社員の分まで早出や休日出勤をしています。
多少の無理はしますよ。仕事だから。
でも、内心では全然納得してないんですよね。

子供がいるから仕事の面で特別な配慮が必要だというのは、私から見たらずるいんですよ。
子育てが大変だっていっても、私が負担を強いられなければならない理由とは結び付かないんです。
お客さんのためには犠牲になれますが、他の社員の幸せのために、犠牲になるなんてまっぴらですよ。

会社でも、社会でも、子育てをしている人が優遇される世の中は私には合わないな。
もっと公平感のある社会制度が出来上がってほしい。